【パパ・ママ必見!】年齢別 11歳で大切な知っておくべきこと!そうなの~?!

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はじめに
さて11歳です。
11歳といえば、小学校5年生か6年生!
ほとんどの場合、自分で歯みがきをしていて、
親が口の中をのぞくことはあまりありません。
しかし子どもの歯から大人の歯への、歯の交換期が終盤を迎え、
いくつかの問題を起こす可能性が高い年頃です。
矯正歯科や小児歯科に定期的に通っているならば、
歯科医師や歯科衛生士が問題を見つけたり、予測できれば声をかけるはず。
でも、結構忙しいんですよね、この頃の子どもも保護者の方々も(×_×)
学校外の活動が、夜まであったりします。
サッカーや野球、ミニバスケットなどのスポーツや、
進学塾に通って中学受験の準備をしていることもあります。
ほかにも水泳やピアノ、習字やそろばんといった習い事も、
高学年ともなると、かなりレベルの高い内容に取り組んでいますよね。
とはいえ、お口の中のトラブルは待ってくれません。
知っておくと安心なお口の状況をご紹介しますねp(^^)q
12歳臼歯(第二大臼歯)
11歳といえば、そろそろ生える12歳臼歯が心配です。
なぜなら、親も本人も気づかないうちに、
上下左右の一番後ろに生え、
いつの間にかむし歯になってしまうことがあるからです。
歯科に行っていないならば・・・かなり自分で意識していないと、
生えてきたことや磨くことを見過ごしてしまうかもしれません(゜´Д`゜)
実はうちの娘、右上の12歳臼歯をむし歯にしてしまいました(゜◇゜)ガーン
中学生になり部活が始まって、
しばらく歯科医院に行っていなかったことと、
私が小まめにチェックしていなかったことが敗因です・・・
少し削ってプラスチックを詰めてもらいましたが、完全なる負けです。
むし歯菌に負けてしまったんです!
なぜなら歯は、一度削ったら再びむし歯になるリスクが高くなるから(・_・、)
どんなに精巧な治療をしても、詰め物の劣化は時間の経過とともにあるんですよね。
皆さんには同じ失敗をして欲しくないので、
勤め先でも小学生高学年の子どもや保護者の方々に、私の失敗談を言いふらしています。
歯科検診と奥まで丁寧な歯みがき!
1本みがき用の小さな歯ブラシも使うといいですよ。
そしてそして、保護者の方の温かい声かけを、よろしくお願いします。
若年性歯周炎
ワリと多いんです。
歯肉が赤く腫れて、ブヨブヨしている子ども。
歯科用のエアーをかけると、歯肉が揺れます。
デンタルフロスや歯ブラシをあてると、出血します。
腫れの原因は、女性ホルモンや男性ホルモンの分泌によると言われています。
大人になる準備をしている証拠ですが、
歯肉の腫れの原因菌である歯周病菌は、このホルモンが大好きで元気になってしまうようです。
男子より女子に多く、家系的な要因もあります。
妊娠中にも歯肉炎になりやすいのですが、この妊娠性歯肉炎も、同様の理由です。
自分では全く気がついていないので、
鏡で見せたあと、私の歯肉を見せると、
自分の歯肉が赤く腫れていることに気づいてくれます。
こういうときのために、ちゃんと磨いてますよー(^_^)V
ホルモンの状態を変える訳にはいかないので、
とにかく歯周病菌が増えないように、小まめに口の中をきれいにしましょう!
乳歯が抜けない
11歳になると、第二乳臼歯という乳歯の中では一番最後に生えた奥歯が、
そろそろ抜けて第二小臼歯という大人の歯が生え始めます。
ところが、すんなりと生え替わってくれないことがあります。
この歯の根は2本から3本あり、しっかりとしていることが多く、
歯の周りの骨にくっついていることがあるのです。
奥歯でよく噛んでいないことも要因のひとつですので、
まずはよく噛むように指導しますが、
永久歯の根が3分の2以上できているようなら、便宜的に抜いてしまうこともあります。
もう永久歯が出てきてもいい頃なのに、出たくても出られない状況が予想されるからです。
早く抜き過ぎると、歯が無い期間が長くなり、歯並びに悪く影響すると困るので、
必ずレントゲン写真を確認してから診断しますから、安心してください(^o^)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
意外に知らないこともあったのではないですか?
恥ずかしながら私も・・・小児歯科に勤めてから初めて知ったことも多くあります。
私がいた一般の歯科では、こんなにも詳しく教えてもらったこともないし、
もちろん患者さんにも教えたことはありませんでした。歯科医師も。。。
専門でないって、やっぱり怖いです。
歯科医師や歯科衛生士の国家資格を取ったあとは、
専門分野以外の記憶は薄らいでしまいますからね(>_<。)
それで、小児の専門ではないのに小児歯科の看板を出すのは、
本当にやめて欲しいです(`Д´)
患者さんが気の毒です(;_;)
今回も、つい熱くなってしまいました。
15歳くらいまでは小児歯科で診てもらえると思いますので、
ぜひ小児歯科を受診してくださいね(*^_^*)
最後までお読みいただき本当にありがとうございました(^^)
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