【歯科衛生士の悩み】歯科衛生士の復職!ブランクをどう乗り越えるか

読了目安:[5分]
はじめに
5つの質問をします。このうちいくつ当てはまりますか?
- 頼まれたことは最後までやる
- いろいろなことに気が利く
- 話すより聞くことの方が多い
- 時間を守る
- 計画的に物事を進める
これらはまじめな人の特長です。
まじめな歯科衛生士ほど、
なかなかブランクが気になって復職できずにいるのではないでしょうか?
実は私も、結婚・出産・子育てをしていて、
歯科衛生士を復職したい気持ちはあったけれど、
まじめなので( ̄▽ ̄)はじめの一歩が踏み出せず、
気づいたら10年近くたってしまいました(;o;)
でも実際、10年のブランクの後に歯科衛生士として働き始めたら、
「あ~もうすこ早く歯科衛生士に復職すればよかったー(;o;)」
・・・すこし後悔です(>_<。)
今回は、なぜブランクのある歯科衛生士が最初の一歩をふみ出して復職しないのか、
また、ブランクの後に復職したあと、実際どうなのかを、まとめてみました!!
歯科業界の進歩に、自分の知識や技術が遅れていないか不安
ブランクが1年、2年くらいなら、なんとかまだいいけれど、
3年以上になると、浦島太郎状態で、
自分の知識や技術は歯科業界のスピードに遅れてしまっていると思ってしまいがち。
確かに、歯科業界の各メーカーは、
開発や改良を重ねて新しいものを医院に売り込んでいます。
30年前に比べて歯科材料や器材は、ずいぶんと進化しているという実感は、
確かにあります。
それに歯科の治療では、内容によっていろいろな材料を使いますが、
歯科医師の出身大学や好みによって、同じ治療でも使うものが多種多様。
歯科医師のポリシーに合わせた術式や、準備する器材・材料を覚えるのは、
少し大変だと予想できて不安になるのは当然です(;o;)
でも実際は・・・
どんなに新しい材料が出ようと、歯科医師のやり方が違おうと、
教科書レベルの基本的なことが、しっかりわかっていれば心配ないです!!
ステンレス製の器具、たとえば探針やヘーベルといったものを始め、
レジンやセメント、水酸化カルシウム製剤、アルジネートといった、
一般名がわかり、その用途を理解していれば大丈夫。
性質がわかっていれば、商品の開発が進んで使いやすくなり、
商品名が変わっていたとしても、本質的なことは変わらないので、
すんなり受け入れやすく、すぐ慣れますよ。
例えばラバーダムのクランプやフレームも、新しいものが出ていますが、
まずは基本的な昔ながらの道具の使い方ありきですので、
基本がわかってさえいれば練習してできるようになります。
とにかく、基本ができてさえいれば、使い方を心配する必要は全くないです。
基本的な歯科治療の術式は、私が学生だった30年近く前からほぼ変わっていません!
ホワイトニングやレーザー、デジタルレントゲン、インプラント機器なども、
各メーカーが使い方をシンプルにしているので、
少しトレーニングすれば心配ないです。
これから先、機械化や器材の開発は進んでいくと思いますが、
誰でも簡単に操作しやすくなることは間違いないですしね(^ω^)
材料についても、2つのものを混ぜて使っていたものが1つになったり、
粉と液を混ぜていたものが、
ペーストとペーストが一度に出てくるシリンジタイプになったり・・・。
印象材や石膏も、ソフトクリームが出てくるような機械があるので、
手で練る必要がなくなってきています。
歯科衛生士をお休みしてブランクがあっても、
大変なことより楽になっていることの方が多いかも(*^_^*)
知識や技術はあとからでもついてくる・・・
それ以上に、人と人とのコミュニケーション能力が、
重要視されるようになっているのです。
歯科衛生士としての技術は衰えていないだろうか
歯科衛生士の技術的な仕事といえば、
スケーリングやポリッシング、プロービングが代表的ですよね。
しばらく行っていないと、手先の感覚が鈍ってできないような気がしてきます。
患者さんに痛い思いをさせるのは、歯科衛生士として許されない!
そんな思いから、ブランクを空けての復職に、尻込みしてしまいます(゜´Д`゜)
でも実際は・・・
ブランクがあっても、心配ないです!!!
歯科衛生士の学校でどれだけ練習してきたと思っているんですか!!
スケーリングの実技の練習、ずいぶんしてきたと思います。
歯科医師よりずっと歯科衛生士の方が、体で覚えているんですp(^^)q
あとはメンタルです!
精神的なドキドキを落ち着かせ、
ゆっくり丁寧に、患者さんと向き合っていけば大丈夫ですよ!!
子どもの急病で休みたいときどうしよう・・・
私が一番不安だったのが、子どもの急病でした(;o;)
特に乳幼児のうちは、すぐに熱を出したり、吐いたり、咳が出たりして、
感染症に対する免疫力が低いので、体調の変化が起きやすいからです。
歯科医院は少人数のところが多く、歯科衛生士は担当制のことが多いので、
急に休んだりしたら迷惑がかかってしまう。
そうかと言って、体調の悪い子どもは、ふだん以上に母親に甘えたくなるもの。
それを誰かに預けるのも、かわいそうだし・・・。
そんな思いから復職することをためらって、何年もブランクができてしまいます。
でも実際は・・・
よほど病気がちな子どもでなければ、なんとかなります!!
確かに少人数の歯科医院では休みにくさはあります(;o;)
一番のカナメは院長で、急に休むこともあることを、
あらかじめ認めてくれるフトコロの深い院長であって欲しいものです!
同じような主婦スタッフがいる医院ならば、理解してもらえることも多くあります。
もちろん日頃から、歯科衛生士として誠実な仕事をしていれば、
「お互い様」の気持ちで温かく受け入れてくれるはず。
急に休むことは仕方ないことではありますが、
感謝の気持ちを忘れずに、必ず言葉や態度で示すように心がけが大切ですね!!
年下の歯科医師や歯科衛生士の指示に従えるだろうか
歯科衛生士の仕事は、基本的に歯科医師の指示のもと、
診療補助や予防処置、保健指導といった仕事をしますよね。
復職までブランクがあるとはいえ、
明らかに自分よりはるかに年下の歯科医師や歯科衛生士に、
指導してもらうことに抵抗を感じるかもしれない。
年齢的には自分は人生の先輩なので、素直に歯科医師や歯科衛生士の指示を仰ぎ、
指示に従うことができるか不安に思い、復職をためらうかもしれません。
でも実際・・・
仕事に年齢は関係ない、と私は思います!!
たとえ新卒の歯科衛生士であっても、
自分より多くの知識や技術を持っている歯科衛生士はたくさんいると思います。
自分の不足しているところを教えてくれることは、
歯科衛生士としてのスキルをみがくことになり、
成長させてくれる、とても有り難いことです。
歯科医師はなおさらです。
知らないこと、足りないことは、まだまだ自分にたくさん残されている。
新しい素直な気持ちで仕事をするならば、年齢はまったく関係なく、
指示に従いたくなると思うのです。
私のブランク10年間はどうしていたか
子どもを3人産んで、遊んで・・・子育てに専念していました(*^_^*)
そしてちょっとだけ、歯科検診やアパレルメーカーでアルバイトをしたこともあり、
それはそれで楽しかったし、社会勉強になりましたよ(^ω^)
アパレルメーカーでは接遇マナーを身につけることができ、
歯科の現場でも応用できていること、いっぱいあります!
歯科医院では患者さんがお客様であって、
「診てあげる」ではなく「診させていただく」なんですよね(^_^;
もし歯科衛生士をしていたら、
歯科衛生士としてのスキルをみがくことができたかと思うと、
復職までのブランクは後悔してしまいます。
でも、妻として、母として、社会人として、
充実した10年ではあったと思いますp(^^)q
歯科衛生士として何年もブランクがあると、
適応できるのだろうかと不安が不安を呼んで、自信を失い、
「まだいいかな、やめとこう」という結論になってしまうんですよね。
でも大丈夫!なんとかしようという気持ち次第で、なんとかなるんです!
今回は、ブランクがあって復職に自信が持てない歯科衛生士さんを励ましたい一心で、
つい「!」が多くなってしまいました(~_~;)
少しでも悩んでいる歯科衛生士さんが元気に復職して、
自分の生き方を見つけて欲しい、背中を押す思いで書きました。
最初の質問で、あてはまることが多いまじめな歯科衛生士ほど、
世の中が求めている歯科衛生士だと思います!!
歯科衛生士って、ありがとうって言ってもらえる、ステキな仕事。
勇気を出して、はじめの一歩を踏み出してみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)
ぜひ気軽にコメントや質問ください!
少し下の関連記事も参考にどうぞ(^^)
お仕事探しなら、就活サイトに相談してみるといいですよ(^ω^)