あなたに最適な歯ブラシはどれ?替え時はいつ?

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はじめに
こんにちは!
歯科衛生士のなつこです。
歯ブラシを使っていて、
「そろそろ取り換え時だな。」
なんてなかなか気付きにくいものです。
ゴシゴシと強くこすったり、
子どもののように歯ブラシを噛んだりしなければ、
市販している歯ブラシは比較的丈夫なので、
少しずつの変化です。
じゃあ、歯ブラシっていつ交換すべき?
以前は、
「歯ブラシの背中の方から見て、
毛が横にはみ出していたら取り換えましょう。」
と言われていました。
今では、いろいろな歯ブラシがあり、一概にそうとは言えません。
歯ブラシには大きく分けて二種類あります。
・毛先が細く、軟らかい歯ブラシ
・毛の密度が濃い、普通から硬めの歯ブラシ
よく磨ける | 歯茎に優しい | 変える頻度 | |
軟らかい歯ブラシ | ○ | ◎ | およそ2週間 |
硬い歯ブラシ | ◎ | △ | およそ1か月 |
柔らかい歯ブラシ
毛先が細く軟らかい歯ブラシは、
歯ぐきの中のバイ菌を取りやすく、
そして歯ぐきに優しい商品です。
しかし、
2週間も使えば毛の先の1本1本がカールし、
歯ぐきの中をお掃除する目的が果たせなくなり、
逆に歯ぐきを傷つけることもあります。
これは笑い話ですが、
とてもワイルドな息子の友達が
このタイプの歯ブラシを、
半分ぐらい無くなるまで
使ってました(笑)
普通~硬めの歯ブラシ
この毛の密度が濃い、硬めの歯ブラシは、
しっかり磨けて、
私はこちらの方をお勧めしていますが、
デメリットが少しばかりあります。
それは、
毛の根元の汚れが落ちにくいことです。
水で洗ってもなかなか汚れが落ちなくて、
バイ菌の住処になりやすいです。
やはり、口の中に入れる歯ブラシは、
できるだけ清潔でありたいので、
ブラシの根元が汚れるのは嫌ですよね。
なんで歯ブラシがヘタるの?
市販されている歯ブラシの多くはナイロン毛です。
何度も使ううちに毛の弾力が低下していきます。
そうなると、
せっかく歯を「磨いていて」も、
「磨けていない」といった残念なことが起こります。
時間の無駄にさえなりかねません。
ちなみにヘッド部の大きい、小さいは?
ヘッド部が大きい歯ブラシは
欧米では主流で
あまり丁寧ではなく
短時間で済ませてしまう人に
適しています。
(60~70点を目指す人)
ヘッド部が小さい歯ブラシは
隅々を丁寧に、時間を使って
磨ける方に適してます。
(歯医者では100点を目指してほしいので
こちらをお勧めする場合が多いです)
まとめ
よく磨ける | 歯茎に優しい | 変える頻度 | |
軟らかい歯ブラシ | ○ | ◎ | およそ2週間 |
硬い歯ブラシ | ◎ | △ | およそ1か月 |
歯ぐきに炎症があり、歯をみがいた時に血が出やすい方は、
柔らかい歯ブラシをお勧めします。
それ以外の歯茎が健全で血がめったに出ない方は、
普通~硬めの歯ブラシをお勧めします!
耐久性があり、よく磨けますしね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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