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男性の歯科衛生士っているの?何人?メリット・デメリットは?

男性の歯科衛生士っているの?何人?メリット・デメリットは?

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はじめに

「男性で、歯科衛生士になる人がいるんだなぁ〜」

つい5年くらい前に、歯科衛生士のことを調べていて初めて男性の歯科衛生士がいることを知ったときは、衝撃的でした(*^▽^*)

男性の看護師がいることはだいぶ前から知っていたけれど、まさか男性歯科衛生もいるとは!!
私が驚いたその理由を、ご紹介しますね。

 

なんで男性の歯科衛生士が少ないの?

歯科衛生士に男性が少ない理由は、歯科衛生士法で男性が認められたのは近年だからです。

また、後にあげるメリットもありますがデメリットも多いので、いくら専門職といえども他の専門職になることが多いからかなぁと思います。

 

いままでは女性しか歯科衛生士になれなっかった

歯科衛生士という仕事は、100年ほど前にアメリカで誕生しましたが、日本で国家資格があたえられる職業となったのは1948年です。

戦後、日本の公衆衛生の向上を目的とし歯科衛生士が必要となり、後に歯科診療の補助なども歯科衛生士の仕事となりました。

明確な資料を見つけられず私個人の考えではありますが、戦後すぐは男性の労働者の人口が減少していたため、その多くは日本の再建に向けて従事していたので、衛生管理といった仕事は女性に任されていたのではないでしょうか(‘◇’)ゞ

歯科衛生士より歴史のある看護師が女性のみだったことも、その名残がのちのちまで残り、近年になってやっとどちらも男性も活躍する職業となったのだと思います(^_-)-☆

 

2010年から、男性歯科衛生士が誕生

2010年ころの歯科衛生士法の改定で、男女の性別に関係なく歯科衛生士になることができるようになりました。

男性も応募できる歯科衛生士の大学や専門学校も少しずつ増え、男性の歯科衛生士が誕生しています。

 

男性の歯科衛生士って何人?

2018人現在で、推定100人もいないと思われます。

大学は、入試の募集要項に男女の制限をしていませんが、専門学校では「女子のみ」としているところもありますからね( T_T)

これからに期待です٩( ‘ω’ )و

 

男性が歯科衛生士になるメリット

「珍しい!」という意味では注目を浴びるかもしれません。

それがメリットとして就活に役立つ可能性はあります。

また、女性ばかりの職場ですと、感情的になって問題が起こることがありますが、男性は比較的ものごとを客観的に冷静に判断する傾向があることから、まとめ役として重宝されそうです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

 

男性が歯科衛生士になるデメリット

男性としては、給料が安いことが最大のデメリットだと思います。

公務員や大学の教員であれば、社会保険などの福利厚生もしっかりしているのでそんなに悪くはないかもしれませんが、家族を養って住宅や教育に十分な資産をもてるかと聞かれれば、難しいかもしれません。

ましてや個人の歯科医院であればなおのこと。

院長の裁量次第で年収が決まり、確実にアップしていくとも限らないので、平均年収から考えると自分が食べていくことで精一杯かもしれません。

【徹底比較】正社員(常勤)歯科衛生士の給料って?年齢・経験・規模による違いは?

 

また、ほとんどが女性の職場ですから、イザコザに巻き込まれるとストレスがたまって大変なことに・・・(>_<)

トイレや更衣室など、どうしても肩身が狭くなるでしょうね。
休憩時間の女子トークも、刺激が強すぎるかもしれませんよ( ゚Д゚)

 

 

男性でもOKの求人が少ないのはなんで?

求人票には男女雇用均等法で性別を特定できないので、どちらでもいいのかと思ってしまいますが、面接に行くと何かしらの理由をつけられて、断られる可能性は大きいかもです。

以前、歯科衛生士を募集したら歯科助手として募集がきて、男の人でビックリしたことがあります(゚Д゚;)

それが、ハードロック風な服装でベルトからチェーンはジャラジャラぶら下がっているし、靴はスタッドがいっぱい付いたブーツ!!

人柄は良さそうだったけど、歯科助手でしかも男性。

歯科衛生士が欲しかったからと理由をつけて、院長がお断りしました(´・ω・`)

 

やっぱり女性の方がイメージもありますし、文化が根付いちゃってるのでしょう(><)

これからは変わっていくかもしれません!

 

 

アメリカでは男性の歯科衛生士が大活躍!?

日本ではあまり知られていない男性歯科衛生士ですが、アメリカなどでは男性もかなり活躍しています。

そもそも歯科衛生士という職業が、アメリカでは州によっては独立して開業できるほど認知されています\(◎o◎)/!歯科衛生士でも削ったりもできるらしいです!(オドロキ)!

歯科衛生士の平均年収が日本では340万円にたいしてアメリカでは800万円!

・・・ずいぶん違いがあるんですね(´;ω;`)ウゥゥ

もちろん、日本よりも国家試験の合格率が低くハードルは高いけれど、結婚や出産を理由に退職することが少なく、仕事をつづけやすい環境にあることも、平均年収が高くなる理由にもなるんですけどね(⌒∇⌒)

 

 

ほかの職種ではどうなの?

歯科衛生士はまだまだ男性の数は少ないですが、看護師はかなり増えてきています。ドラマでも、必ずといっていいほど女性看護師と一緒に男性の看護師も出ていますよね(笑)

そのほか同じ医療系で比較すると、男性の割合が臨床検査技師が3割、薬剤師が5割、医師が7割といった感じです。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました(^^)
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