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ベテラン歯科衛生士なつこが歯科衛生士の国家試験の最短勉強法を教えます!

ベテラン歯科衛生士なつこが歯科衛生士の国家試験の最短勉強法を教えます!

読了目安:[3 分]

はじめに

キラキラ植物

歯科衛生士って、厚生労働省の国家試験に合格しなければ、なれない職業です。
試験に合格すると資格が得られ、晴れて歯科衛生士!!

歯科衛生士の養成学校で3年以上、学問や技術を学んで卒業できたら、一年に一回、3月に行われる国家試験を受けることができます。

なんとしても一回で受かりたい!

そこで今回は、「歯科衛生士の国家試験はどんなもの?」「難易度は?」「対策法」「私的予想」についてベテラン歯科衛生士なつこがご紹介します(((^-^)))

ポイント
全部読むのがめんどくさかったらここだけ見てってね〜٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

 

 

 

歯科衛生士の国家試験の難易度は?

合格率はなんと95%だから簡単!

歯科衛生士の国家試験は、決して難しくはないんです!!
大学入試のように合格人数に制限があるわけではないし、厚生労働省だって歯科衛生士を増やしたいので、最低限、歯科衛生士として知識や技術が備わっていれば合格させたいんですから(;^ω^)

国家試験は1年に一回あり、年度によって合格基準は多少変動しますが、2018年度の第27回歯科衛生士国家試験の合否基準は、配点を1問1点、合計220点満点とし、132点以上の者を合格としました。

2017年度の第26回歯科衛生士国家試験の合否基準は、配点を、1問題1点、合計218点満点とし、131点以上を合格としましたので、おおむね60%できていれば合格すると思っていいと思います。

総得点  131点以上/218点

普通自動車の運転免許証は、全問題の90%を正解していないと取得できません。
それに比べたら・・・簡単かも!(^^)!汗

ポイント
合格率は95%とすごく高いから、普通に勉強したら誰でも資格GET〜〜♪( ´θ`)

 

 

 

試験を受けられる条件や適性は?

高校卒業後、3年以上歯科衛生士の養成期間がある大学や短期大学、または専門学校を卒業、および卒業見込みの男女は、国家試験を受けることができます!(^^)!

入学後、歯科衛生士の学習や技能訓練にについていけていれば、国家試験対策をするのは難しくないのですが、専門用語がたくさんあって、それを覚えるのがどうしても難しいとか、口や体についてまったく興味がわかない、なんて人も時々います。

そうなると勉強がとてもツライものになって、「勉強してはいるけどなかなか頭に入ってこない」という状況に陥ってしまいます。

口や体、健康について自分は興味をもっているのだろうか・・・

よく考えてみてください。
例えばうちの高校生の娘は、「人のお世話をすることが苦手」と言って、医療系の進路は全く考えていないとのこと( ノД`)シクシク…

親としては、「これから結婚や子育てをするのに、将来、大丈夫なの?」と思ってしまいますが、仕事としてお世話をするのは、やっぱり世話好きでなくては大変ですからね(;´・ω・)

自分が興味あること、好きなことを仕事にするのが、しあわせですから!!

ポイント
大学、短大、専門とかの条件はあるけど、何よりも大事なのは「健康への興味」や「お世話好きな性格」٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

 

 

入試科目は?

たくさんの中から選ぶ

国家試験の入試科目厚生労働省の公式ページによると以下のとおりです。

・人体(歯・口腔を除く。)の構造と機能
・歯・口腔の構造と機能
・疾病の成り立ち及び回復過程の促進
・歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み
・歯科衛生士概論
・臨床歯科医学
・歯科予防処置論
・歯科保健指導論及び歯科診療補助論

 

歯科衛生士の大学や短期大学、専門学校では生物系、医療系、理科系の科目もあれば、看護についてのことや、コミュニケーション論、小児(子ども)や高齢者の治療のことなど、歯科衛生士になったら実際に使うようなことを学びます。
これらの重要ポイントがある程度ジャンルごとにまとまって、国家試験の入試科目として出題されます。

科目数はとても多岐に渡りますが、横のつながりがあり重複した内容も結構あるので、関連させながら勉強できます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

ポイント
主に口や歯に関することが試験にでるよ〜٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

 

 

対策はどうやってするの?

教科書の太字を読み、薄い問題集をやる!

歯科衛生士の国家試験対策で一番大事なことは、やっぱり基礎知識を定着させることです(;’∀’)
教科書の太字で書いてあるところはとても重要で、もっとも重要なこと。

何度か目を通すうちに、重要な内容がなんとなく見えてきます。
まずは好きな教科からはじめて、関連がある教科につなげていけばいいと思います。

ある程度読んだら、その教科に関連する問題集を買いましょう。
ここで最大のポイントは、できるだけ薄い問題集を買うこと!!

最重要ポイントにしぼった問題集だということです。
そして何度もやって問題集を完璧にする!!
答えがすぐに出てこなければ、悩んでいても時間の無駄なのですぐに解答をみて覚えます。

とりあえずこれだけです。
他の教科も少しずつ同じように習得していきます(*^^)v

うすい問題集が終わったら、次に少しだけ厚さのある問題集にチャレンジします。
少し応用的な問題が加わって難しく感じるかもしれませんが、これも答えがわからなければすぐに解答をみて覚える。この繰り返しです。

実はこの勉強法、難関国立大学に合格するためにも使われてる王道の勉強方法です(‘◇’)ゞ
いろんな問題集を食い散らかしても、あいまいな知識しか残っていないので、試験をするとミスすることが多いんです。

歯科衛生士の基礎知識を、きちんと定着させましょう!!
実際に歯科衛生士になると役に立つことが多く、無駄にはなりませんよ(*^^)v

ポイント
教科書の太字を意識して読み終えたら、薄い問題集を3周以上して完璧にするのが最短★!!!

 

 

 

先生の話を聞く

トイプードルの子犬

重要な部分は、先生がしつこいくらい繰り返します(-_-;)
最低限覚えて欲しいからですけど、別の教科でも同じような部分が出てくることもあるくらい、重要な部分は限られ繰り返されます(^_-)-☆

でもそれってありがたいことなんですよ。
定期テストにでますよって、教えてくれているんですから。そしてそれは、国家試験でもよく出ますよ、と同じ意味なんです。

実は私、看護大学でも1年間勉強しましたが、やっぱり先生が繰り返す話は、定期テストにばっちり出ました(*´∀`*)
大事だからですよね!

ポイント
先生がなんども繰り返し言うことは、絶対暗記しましょぉぉおおおおおう!!!٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

 

 

 

過去問をマスターしよう

問題の出し方や、出題傾向がわかるので、絶対にやってほしい勉強です。
できれば2年生の終わりころから一度やってみるといいです。

たぶん半分も解けないかもしれませんが、国家試験の出題者が、なにを質問したいのか、何を歯科衛生しとして身に着けて欲しいのかが、国家試験の問題から、くみ取ることができます。

ふだん何となく受けている授業が、意外に重要なポイントをついて教えてくれていることに、気付くと思います!「先生ありがとうございますっ(^▽^)/」

私が今さら言うことでもありませんが、歯科衛生士の国家試験は落とすための試験ではなく、最低限、身につけて欲しい知識を勉強させるための試験なのです!

できれば過去問を年度ごとにマスターしていき、さかのぼって3年分くらいはやっておいた方がいいと思います。選択肢の選び方やパターン練習になります。

ポイント
過去問三年分を早いうちに目を通すべし。されば、おのずと道は開けよう。(`・ω・´)キリッ

 

 

2019年の国家試験の私の予想

近年、高齢化が進み、訪問診療や介護施設での口腔機能訓練などに歯科衛生士が深くかかわるようになってきました。

咀嚼や嚥下、発語といった口腔やその周辺に関することだけでなく、全身状態の健康管理も歯科衛生士の知識・理解が必要だと思われます。

歯科に関連するニュースは意識的に見聞きし、時代にあった情報を頭のスミに置きつつ、本当に基本的な歯科衛生士の基礎知識を積み上げていけばいいのではないでしょうか。

ポイント
本当に大事なことは、いつの時代も一緒!( ´∀`)

 

 

 

私の考える最短勉強法は?

あ!

まず、教科書を全部覚える必要はありません。
むしろそうしようとすることで、全部が中途半端な知識となり、また途中で疲れて続かないからです。

教科書は太字を中心に読み、授業ではさらに重要なところを教えてくれます。
教科間の関連性が深いものが多いので、ひとつの教科ごとに覚えようとするより、関連づけて覚える方が、理解した後なのでで記憶が定着しやすいです。

なんとなく教科の全体像が見えた段階で、できるだけ薄い問題集を解いていきます。
解けなくて当然なので解答をどんどん見て進め、何度も同じ問題集をくりかえしマスターします。

次にもう少し厚い問題集を解いていって、同じく解答を見ながら進めます。
途中、意味がわからないといったところがあれば、解説や教科書を読んで、どうしてそうなのかを理解します。
答えの丸暗記は、違う方向から出題されると応用がきかなくなるので、気をつけましょう(^▽^)/

ある程度進めた段階で過去問を真剣に解き始めます。国家試験の1年前には一度、過去問を解いてみて、どういうものか体験することはとても重要だとは思いますが、勉強法として過去問を解きまくる!というのは危険です。

ある程度、知識や理解が進んでから過去問を3年分くらいさかのぼるればいいと思います。
その中で、自分の知識・理解が不十分なところが見えてくれば良いです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

ポイント
「教科書→薄い問題集→少し厚い問題集+たまに過去問をチェック!」が最短なつこ式٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

 

 

 

まとめ

今回は、歯科衛生士として過去を振り返って最短の勉強方をまとめた形になりました。

人それぞれ、勉強法というものはあると思いますが、基本的なところは何の勉強であれ、そんなに変わらないと思っています。

鋭い直感が働いて大当たりすることは滅多にありません。
もしそう感じるときがあるならば、頭のスミに置いておいた記憶が、ちょうどよく引き出せたときだと思うのです(-_-;)

それで結論は、

「基礎をしっっっかり、おさえましょう!!」

私の思う国家試験対策です(⌒∇⌒)

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました(^^)
どんなことでも歯科衛生士なつこのtwitterにDMいただけたら24時間以内に返信しますよ〜٩(❛ᴗ

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