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P処ってすごくやりがいを感じる歯科衛生士の仕事ですよね!やり方も含めて徹底解説!

P処ってすごくやりがいを感じる歯科衛生士の仕事ですよね!やり方も含めて徹底解説!

読了目安【3分】

歯科衛生士といえば、P処!!

みたいなイメージをもっている方も少ないくないと思います。
確かに、歯科衛生士が自分で患者さんを担当して継続的に診るのって、ほぼP処です。

求人票でも、おもな業務内容のところに「P処 一時間 担当制」とか書いてありますからね(^_-)-☆

さてではP処って一体なに?というとことから簡単に解説したいと思います。

P処ってなに?

P処とは、『Periodontal disease treatment』を省略し、歯周病治療の処置のことです。

Periodontal disease 処置→(略して)P処です(^_-)

P処とは、具体的にいうと、

現状の問診や計測に始まり、保健指導を随時行いながら、

歯の周りに付着・沈着した歯垢や歯石を取りのぞいていく、一連の処置のことです。

これがなかなか一回では取れない(;’∀’)

長ーい年月をかけて歯根にまで歯石が付いてしまっていて、

歯ぐきは腫れてるし見えないところに隠れているし・・・( ノД`)シクシク…

だから何回かに分けて、歯肉の状態を確認しながら進めるんです。

P処の方法は?

まずは、歯科衛生士がP処をおこなうとき、全身的疾患の有無や歯みがき習慣を問診します(*^▽^*)

糖尿病や高血圧の薬を飲んでいる方は、歯肉の回復が遅い傾向がありますよね。

そのことを歯科衛生士が把握している必要があるし、

自宅での歯みがき習慣ってスゴク大事で、

いくら医院でP処をしていても歯みがきを頑張ってもらわないと、なかなか歯周病が回復しないからなんです。

歯周病は、悪いところを取りのぞいて詰めるむし歯治療とは違い、

患者さんと共同で治療を進めていくものなんですよね(;’∀’)

だから信頼関係を結ぶことも大切なんです。

かならず歯周ポケットの深さや出血・動揺の有無を計測し、

記録に残し、レントゲン写真をとって歯の周りの骨の状態を確認します。

だんだん歯周病が良くなって来ると、数値や画像に現れるので励みにもなります!(^^)!

そして、いよいよ、歯垢や歯石を徹底的に取っていきます!!

最初は歯肉の上の方を超音波スケーラーで取ることが多いです(*^^*)

歯肉にできるだけ負担をかけないように、

歯周病のおもな原因である歯垢や歯石を取ると、

大分すっきりして、それだけでも歯みがきがしやすい状態になります。

取り残した歯石を、手用スケーラーで取って、歯の表面をきれいにポリッシングします。

口腔内を6ブロックに分けて、1~6回に分けてスケーリングします!(^^)!

状態を確認して、回復がみられたら、とりあえずP処は終了となります。

でも歯肉の中の歯根に歯石が付いているならば、P処を続ける必要があります(>_<)

これをSRPといって、歯肉の中の処置になるので、

患者さんに痛みを与えると予想される場合は、

麻酔をして歯の表面をきれいにしていきます。

麻酔は、口腔内の6ブロックのうち1ブロックを対象とするので、

何回かに分けて歯石が付いているところをきれいにしていきます。

ときには病的な歯肉もとって、健康な歯肉になるように誘導します(;’∀’)

ひどい歯周病の場合は、もう1サイクルP処を繰り返すことになります((+_+))

このように、P処は歯科衛生士が患者さんにマンツーマンでおこなう処置です。

継続的に状態をみながら進めていきますので、通常、1回に付き30~60分かかります。

だから、しっかり時間をとってもらいたいと、多くの歯科衛生士は思うんですよね(;^ω^

実地記録や指導記録、患者さんへの情報提供も書くし( ..)φメモメモ

P処はやりがいを感じる?

そんなわけで、P処って歯科医師が最初に指示を出して、

必要なら麻酔を打ってくれれば、後は歯科衛生士と患者さんの世界(‘◇’)ゞ

歯科衛生士が歯石を取ることと、

患者さんが歯みがきを頑張ってくれることで、

歯周病の状態はミルミル良くなっていきます!

逆に歯科衛生士の技術不足や患者教育が不十分だと、

「なんで~!?」ってほど回復が進まず、へこむことも・・・(´;ω;`)ウッ…

こうゆうわけで、歯科衛生士にとってやりがいのある仕事って言われているんですよね。

一般歯科では歯周病の患者さん、多いし(;’∀’)

成人の50%は歯周病ってい言われていますものね。

まあ、私は10年以上P処しましたが、確かにやりがいは感じました(*^▽^*)

患者さんが、歯肉から血が出なくなって、

口臭もしなくなったし、「口の中がスゴクさっぱりした」とか、

「グラついていた歯が良くなって噛めるようになった」とか言ってもらえて。

嬉しいですよね。そういってもらえると(*^▽^*)

頑張った甲斐があったなあなんて。

逆にイッコウに良くなってくれなくて、悩んだりしたこともあります。

患者教育って難しい!!

でもそこにもまた、やりがいを感じるんですよね(^^)/

歯科衛生士の仕事って、奥が深いなあぁ~。

P処をもっと積極的にしたい方は・・・

歯科医院によっては、あんまり熱心にやらないところもあるんですよね(*_*;

歯科衛生士としては、

歯科衛生士の学校であれだけスケーリングやSRPの練習してきたし、

もっとP処を歯科衛生士が担当してやるところで働きたい!と思う方もいることでしょう。

そんな方はぜひ、転職も検討してみてくださいな。

転職をお手伝いしてくれるエージェントが、

歯科衛生士の希望に合ったところを一緒に探してくれますよ!!

生き生きと楽しい歯科衛生士ライフを(^.^)/~~~

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