あなたはサラサラ?ネバネバ?唾液とむし歯の意外な関係とは?
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唾液には、サラサラとネバネバがあった!
唾液に違いがあるなんて、聞いたことはありますか?
私は歯科衛生士の学校へ行くまで、全く知りませんでした(゜´Д`゜)
でも、実際にあることなのですが、
全く歯をみがいる様子がないくらいベッタリ歯垢(細菌のカタマリ)があるのに、
むし歯になりにくい方がいます。
不思議に思うくらいです。
一方で、歯みがきをどんなにがんばっていても、むし歯が次々にできる方もいます。
その謎は、どうやら唾液の性質のよるところが大きいようです。
あなたは、ネバネバ人?サラサラ人?
唾液の性質には、サラサラとネバネバがあります。
サラサラ唾液は、リラックスしたときに出やすく、
口の中をきれいに洗い流す役割をしてくれます。
食べ物を飲み込みやすくしたり、消化を助ける役割があります。
歯の質を強くもします。
唾液が口の中を浄化してくれるので、歯周病はなりにくいように歯科衛生士の私は感じます。
ネバネバ唾液は、ストレスがかかったときに出やすく、
口の中を保湿し保護する役割をします。
おもに舌の下から出てくるので、
下の前歯の裏側に歯石ができやすい方はこの唾液の比重が多いためです。
石灰化する力が強いので歯垢を歯石に変えますが、
歯の表面も石灰化するためか、むし歯にはなりにくいように感じます。
でも歯周病菌はザラザラした歯石に潜んで仲間を増やすので、
歯周病(歯の周りの歯ぐきの腫れ)にはなりやすいです。
2種類の唾液のバランスで、むし歯になりやすかったり、歯周病になりやすかったりするのです。
そもそもの話、むしろ唾液の量の方が大事!
もちろん、唾液の性質だけでは、むし歯や歯周病のなりやすさは決まりません。
むしろ量の方が、大事だと思います。
ドライマウスって聞いたことがありますか?
唾液の分泌量が少なくなって、口の中が乾いた状態をいいます。
加齢や服薬、ストレスなどが原因で、少なくなります。
唾液の量が少ないと、むし歯や歯周病になりやすいだけでなく、
食べ物が噛みにくかったり飲み込みにくくなったりもします。
栄養分の消化・吸収も悪くなります。
唾液の性質にこだわる以上に、
唾液の量を増やすマッサージをして、唾液パワーを最大限利用しましょう!
(参照 知ってなるほど!唾液の驚くべきパワー!)
(参照 唾液が湧き出す!マッサージ法!)
ストレスを感じるのは生活していれば当たり前のことですし、
年がとってくことは仕方ないことですからね(^^)/
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