お口の専門の私がわかりやすく解説!イビキの原因と対策!

読了目安:[4 分]
はじめに
「家族がイビキをかいていると、うるさくて眠れないことがある。」
「イビキがうるさいから、寝室を別にした。」
という方は少なくないと思います。
またイビキ対策のグッズを買って試したことがある方もいるでしょう。(私です笑)
イビキの原因はいくつかありますが、意外な原因があり早い対策が必要なこともあります。
一時的に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」にまでなると、
日常生活に支障が出ることもあるからです。
日中、異常に眠くなって車の居眠り運転をしてしまうなんてことがあって大変です!
また、脳や心臓に十分な血液が送られないことから、「突然死」ということもあるようですよ(;o;)
そこで今回は、この困った「イビキ」について4分程度の分量でお話ししたいと思います。
そもそもイビキって何なの!?
イビキは、息の通り道である気道が狭くなり、
空気の抵抗が大きくなって、ノドやその周りの軟らかいところが振動して音が出ます。
ゴーゴーと呼吸に合わせて音がするのはそのためです。
イビキの音が出る原因である気道が狭くなるには、いくつか原因があります。
イビキの原因① 肥満
ノド周りに脂肪がついていると、仰向けになることで気道が狭くなりイビキをかいてしまいます。脂肪がまんべんなくついているので、部分的な対策だけでは難しいです。
まずは体重管理からですね。他の病気も潜みやすいので・・・適正体重まで痩せてください(>_<)
イビキの原因② 舌の筋力が弱い
よく噛まずに食事をしているほか、早食い、丸飲みなど、舌をあまり動かさない人は、舌の筋力が弱いため、舌がだらんとノドの奥に沈んでしまいます。
気道が狭くなるのでイビキをかくことになりますが、
横向きになることで多少軽減することもあります。
また、上顎が細く高い「高口蓋」の場合も、舌を上に挙げていられないので、舌が下に垂れ下がり、ノドの奥を塞いでしまう傾向があります。
成長期の子どもでしたら、上顎を横に広げる矯正をすると、上顎が扁平になって舌が上に挙がるようになり、舌がノドを塞ぐことがなくなってイビキの改善を期待できます。
イビキの原因③ 口呼吸
癖や鼻詰まりなどで口で息をしていると、本来は上に挙げていて欲しい舌の位置が、
普段から下にあるので、睡眠時は舌がノドの方へ沈んで気道が狭くなります。
できるだけ口を閉じる習慣をつけます。そのためには口の周りの筋肉を鍛えなければならないかもしれません。ブクブクうがいをしっかりやると、かなり鍛えられますよ!
それから舌の筋トレもしてください。
滑舌も良くなり、小顔効果も!
イビキの原因④ 扁桃腺・ノドチンコが大きい
先天的に大きいことに加えて、腫れて大きくなると更に気道を狭くします。
扁桃腺(ノドの周り)が大きいと高熱が出やすいことから、手術することもあります。
こちらは耳鼻咽喉科の先生に相談してみましょう。
イビキの原因⑤ アルコール、タバコの摂取
アルコールを飲むと、筋肉がリラックスしてノド周りや舌がダランとゆるみます。
ましてや睡眠時はさらに力が抜けた状態なので、イビキをかく原因となります。
またタバコは、口で煙を吸うので、タバコを吸っていないときも口で息を吸う癖がつくことがあり、舌がノドに沈みやすいと言われています。
イビキの対策は?
イビキの対策は、①~⑤の原因を取り除いていくことはもちろんですが、
気道の空気の通りを良くするために、他にもできることはあります(^^)
- 枕の高さを低くする
- 横向きに寝る
- 鼻の空気の通りを良くする
- 舌のトレーニングをする(参照 良いことイッパイ!舌のトレーニング)
といったことです。難しくはないので試してみてください。
継続することが大切ですけどね(笑)
特に舌のトレーニングはおすすめです。
簡単ですし、滑舌も良くなり、小顔になれます!
まとめると
本人も家族も困ることの多いイビキ。
友人や恋人との外泊にも影響することもあります。
重症の場合は命に関わるので、手遅れにならないうちに耳鼻咽喉科の医師や、イビキ専門の医師に診てもらうことも必要です。
ぜひこの機会にイビキが改善できたら嬉しいです!
意外と知らなかったことも多かったと思うので
是非、周りの人に教えてあげてくださいね(^^)
最後までお読みいただき本当にありがとうございました(^^)
ぜひ気軽にコメントください!
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