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【パパ・ママ必見】指しゃぶりはいつまでしていいの?やめさせ方は?

【パパ・ママ必見】指しゃぶりはいつまでしていいの?やめさせ方は?

 

読了目安:[5 分]

 

口にくわえていると安心する子ども

白人の赤ちゃん

赤ちゃんが指しゃぶりをすることは、ごく自然なこと。

おっぱいや哺乳びんを口に加えているようで、安心なんです。

 

歯医者で、5歳の子どもを診ていて気になることがあり、お母さんに尋ねると

「寝るとき指しゃぶりをします。」

 

ああ、やっぱりね・・・ということがあります。

 

意味深になってしまいましが、なにがどうして「やっぱり」なのか、

お話ししましょう。

 

指しゃぶり問題①

指しゃぶりは、親指を舐めたり吸ったりする行為ですが、
人差し指の第2関節やお母さんの手だったりもします。
タオルの端っこ、ぬいぐるみなども指しゃぶりと同じように、しゃぶっている子もいます。

 

安心するのはいいのですが、長く続けていると指にタコができます(>_<。)

タコ

 

そして、もっと問題なのは、お口に障害が出てしまうことです(>_<)

 

 

指しゃぶり問題②:歯並びが悪くなります。

上の前歯が外側に出てしまう、つまり「出っ歯」になります。

ひどいと奥歯もかみ合わない状態になります。

 

 

 

指しゃぶり問題③:上顎が細く高く成長してしまいます。

指でベロの真上の上顎を押さえつけてしまうからです。
「高口蓋」というもので、状態によっては顔貌がオランウータンのような顔つきになります。

時々、そういう顔貌の方を診て、
「小さいとき指しゃぶりしてた?」と訊くと、ほぼ100%しています。

中学生以上は顎の成長が少なく、矯正で歯並びが良くなっても顔貌の変化は少ないです。

小さいときに誰か気付いてあげられなかったのかと、とても悲しくなります(・_・、)

 

指しゃぶり問題④:舌足らずな話し方になります。

上顎が高くなって舌が上がりにくくなると、舌の筋力も弱くなり、滑舌が悪くなります。

 

指しゃぶり問題⑤:口がポカンと開いきやすくなります。

舌の筋力がないと自然に口が開いてしまい、さらに出っ歯を促進させます。

風邪やむし歯、歯周病のきっかけともなるので、悪癖の一つです。

 

(参照 意外と知らない「口を開けてる」7つのデメリット・原因と対策!

 

 

では指しゃぶりはいつまでやっていいのか・・・

目安を2歳のお誕生日まで、と考えていいのではないでしょうか。

おっぱいや哺乳びん飲みは、1歳半までを目安に終わりにするよう勧めています。

(参照 【ママ必見】おっぱいはいつまで飲ませていいの?母の経験×職歴をふまえて紹介(><)

成長とともに、知恵がつくと、おっぱいや哺乳びん、そして指しゃぶりも、
やめさせにくくなります。
こだわりが強くなるんですよね(>.<)

もちろん弊害があるので、できるだけ早く止めさせたいです。

 

ある保育園では、指しゃぶりをしている子がいると、
気付いた先生が「シュポッ」と無言で抜いているそうですよ(笑)

 

ほかに方法はというと、苦いものを指やしゃぶるものに塗っておく、といった古典的なものや、
年齢が進んで指しゃぶりをするようなら、
「この指が痛い痛いって言ってるよ」と話して納得させると、
わかってやめることもあります(*^^*)

 

あまりガミガミ言いすぎると、ストレスがたまって、
ほかの変な癖(目をぱちくりさせる、咳払いを頻繁にするとか)が出始めることもあります。

 

またストレスが原因で指しゃぶりをしていることもあります。

なにか不安に感じていることはないか、思い当たりませんか?

 

優しく根気強く直してあげてくださいね(*^_^*)

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました(^^)
どんなことでもコメントをいただければ、
なるべく早く、できる限り答えていきたいと思いますので、よろしくお願いします(^^)/

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