【パパ・ママ必見】初めての歯医者さん!お子さんを歯医者嫌いにさせないためには?

読了目安:[4分]
はじめに
子どもの歯のむし歯は、
進行が早いって、知っていましたか?
でも、子どもは痛みに気付きにくく、
やっと痛いと言い出すころには、
神経にまで及んでしまうことが
結構 あります(>_<)
保護者の方が仕上げみがきをしていて、
「あれ?色が変だな」と思う頃も、
むし歯はわりと進んでいます(;_;)
でも、
子どもの場合は
すぐ治療というわけにはいきません。
泣いて暴れて
十分な治療ができないことがあるからです(>_<)
では何歳になれば
大人のような治療ができるかというと、
だいたい4歳以上からを目安にしています。
むし歯の治療の必要性を理解し、
頑張らなくてはいけないという
思いが芽生えるのはこの頃だからです。
それでも初めての所で、
口をの中をいじられるのは、嫌で当たり前。
まずは、初めてお子さんを歯医者に連れて行く前に、
保護者や周りの方が知っておいて欲しいことを、ご紹介します!!
緊急性がない場合、歯医者に慣れる練習をします(^^)
「歯や口の中が、ケガをした!」
「むし歯が痛い!」
そんな場合はすぐに治療が必要です。
でもそれ以外で治療の緊急性がない場合、
基本的には本人の同意が得られるまで、
少しづつトレーニングします(^^)
まずはステップとして、
診療台のベッドの上に仰向けに寝る、
歯みがきを歯科医師や衛生士にさせる、
歯科用ミラーをお口の中に入れる、
歯に空気をかける、
バキュームを入れる、
棒状の器具をお口の中に入れる、
治療用の電動ブラシを使って歯のクリーニングをする。
これらのことを動かずに
じっと受け入れられるようにします。
これからの歯医者さんに対する
抵抗感が定着してしまわないよう、
少しずつ慣らしながら進めるので、
それが数ヶ月に及ぶこともあります。
なので、その間、
むし歯の治療が進められないことがあるので
お家での仕上げみがきの方法や
管理の仕方を指導し、
フッ素の応用を積極的に行ってもらって、
進行を抑制します。
フッ素によって歯の表面が硬くなると、
歯を削る部分が少なくなり、
子どもにとっての負担も減ります(^^)
歯科医院と家庭・・・
歯医者さんと子ども・・・
信頼関係をしっかり作り、
一人一人の子どもの特性に合わせ進んでいくならば、
歯医者嫌いの子どもには、ならないんです。
小児歯科の専門医がいるところに行ってください
歯医者さんの中でも
小児歯科専門医(子ども用の歯医者)
という人がいます。
子どもの治療を専門に勉強してきた先生が、
治療してくれるところです。
その小児歯科専門医の
探し方
普通の歯医者と何が違うのか
メリットとデメリットを
こちらの記事で紹介していますので
ぜひ知らない方は
読んでいただきたいです(>_<)
大人の歯の治療がメインだけど、
子どもも診れますよ、
といった「小児歯科」での治療は、
ちょっと注意が必要です(;_;)
もちろん治療するのは間違っていないし、
法律的にはなんの問題もないけれど、
もの凄く違いがあることに私自身、
本当に驚いたんです!
恥ずかしながら、小児歯科の専門医の先生のもとで働いて、
初めて知りました(;_;)
私が親だったら、間違いなく専門の先生に診てもらいたいです!
(実際、私がそう気付いたときには、自分の子は大きくなって
間に合わなかったので、余計そう思っちゃうんですね(×_×))
歯医者が初めての子の場合、普通の歯医者で起こりそうなことは?
小児歯科専門医がいない歯科医院では、
子どもが泣いて暴れて治療ができない場合、
応急処置として
フッ化ジアンミン銀という、
むし歯を抑制する液体を塗るという、
簡単な治療をすることがあります。
真っ黒に変色するので、
前歯に付けると
かなり目立ってしまいます(>_<)
1週間~1ヶ月に一回塗らなければいけない上に、
むし歯を抑制するだけで削っていないので、
むし歯は残ってしまい、
根本的なむし歯の解決にはなっていないのです。
なぜ、むし歯になったのか、
どうすれば今後むし歯にならないのか、
むし歯の原因と結果をしっかり見つめないことには、
子どもも保護者も成長できないんですよね。
だからまた、むし歯になります。しかも大きくなって。
・・・歯医者には、子どもや保護者が成長を助ける責任があると思います。
緊急性がある場合には・・・(>_<)
人見知りする子と全然しない子、
知らないところにひとりで絶対行かない子とドンドン行ってしまう子、
なんでも食べる子と、食わず嫌いをする子。
初めてのことに対して、
警戒心を抱くか抱かないかは、
とても個人差があります。
3歳くらいでも、
おとなしく治療が
受けられる子供もいれば、
6歳ぐらいになっても
泣いて治療をさせてくれない子もいます。
小児歯科医のいる歯医者では、
ケガや痛みのあるむし歯など、治療に緊急性のある場合は
専用のベッドに押さえつけて、治療をすることがあります。
もちろん、保護者の方に必要を説明して納得してもらい、
あくまで緊急性のある場合です(>_<)
子どもの泣く姿は切なくて、
誰も見たくないですものね!
治療が終わったら、最後は絶対に褒めます。
褒めちぎります。
多くの子どもは達成感に満たされ、
笑顔で帰って行きますよ(*^_^*)
その後も継続的にお口の状態を診ながら、
信頼関係をしっかり築いていくので、
歯医者さん嫌いになることは、
・・・ないと思います。
子どもは純粋なのでちゃんと感じているんです。
「自分のために一生懸命やってくれたんだ」
ということを。
とはいえ実際、歯科医院に来なくなることもあります。
保護者のお考えもありますからね。
まとめ
少なくとも現在私の働いている所では、
嫌がる子どもには、
緊急でなければ治療はせず、
根気強く接してから、
ちゃんとした治療を受けてもらいます。
保護者の方にも丁寧にお話しし、
しっかりと納得してもらって治療するので、
その後のお口に対する意識のもち方が、
とても良い方に変わるんです!
お口に問題がなくても定期的に診せてくれるので、
再度大きな治療をすることは、滅多にありません。
「はいしゃさん、だいすき~!!」
最高の言葉をいただいて、
私たちは日々、子育てのお手伝いをさせてもらっています(*^_^*)
最後までお読みいただき本当にありがとうございました(^^)
何かあればぜひコメントください!
少し下の関連記事も参考にどうぞ(^^)
皆さんに歯医者でしか聞けなかった貴重な情報を
伝えられるよう日々精進しています(*^^*)