入れ歯について解説!費用・種類・役割・洗浄の仕方は?!
はじめに
入れ歯は専門的には義歯といいますが、
「お年寄りが入れるもの。」
と思う人も意外に多いと思います。
しかし歯を失うリスクは、お年寄りだけではありません。
むし歯や歯周病で失えば、
どんなに若くても歯を失うことがあります。
では、
どうして必要か、
またどんなものなのかを、
お話ししたいと思います。
歯の役割は?歯が無くなると?
まず健康な歯の役割は、
食べ物を前歯で噛んで奥歯ですりつぶして小さくし、
飲み込めるようにするためです。
また噛むことによって唾液の分泌が促され、
胃腸での消化、吸収が良くなります。
そして、
歯の怖いところは
一本でもなくなると、
歯並びや噛み合わせに大きく影響することです?
歯が無くなることの弊害①
一本分のスペースがなくなることで、
両隣の歯が空いているスペースに倒れてしまいます。
歯が無くなることの弊害②
これまで噛み合っていた歯に
噛み合う相手がいなくなることで、
歯が浮かび上がってきてしまいます。
歯が無くなることの弊害③
歯の数が少なくなるほど、
ものを噛むとき残っている歯に負担が加わるので、
健康だった歯がグラつく原因にもなりかねません。
全部あってこその歯!
入れ歯は、
他の歯に悪い影響を与えないようにし、
またよく噛んでものが食べられるために、
必要なのです。
入れ歯は大きく分けて2種類!
入れ歯は基本的に取り外しが自分で自由にできる、
人工の歯と歯ぐきなどで、できています。
①部分入れ歯(パーシャルデンチャー)
残っている歯に小さなワイヤーをかけて、保持させます。
基本的には歯のない場所が一本でも何本でも、
無いところを補う形で作ることができます(^^)
②総入れ歯(フルデンチャー)
歯が一本もない場合の入れ歯です。
引っかけるところがないので、
ワイヤーはついていません。
顎の土手や口や頬の裏側の粘膜に、
ぴったりとくっつくように作ります。
隙間に空気が少しでも入ると取れやすいので、
時々隙間がないか、
逆に強く当たっているところがないかを
見てもらうことで、
快適に使うことができます(^^)
また、唾液の分泌が少なかったり、
口周りの筋肉が弱っていると、
ピッタリとフィットしにくくなるので、
マッサージやトレーニングをするとよい状態を保てます。
健康保険では、
レジンという、
プラスチックのようなものを使いますが、
保険外の自費の入れ歯では、
ワイヤーの無いものにして、
見た目に自然な口元になるようなものや、
見えないところを金属にして
厚ぼったさを最小限にしたものもあります。
気になるお値段は?
歯のない部分の数や使う材料によって大きく異なるので、
歯医者さんで相談してみてください。
と言いたいところですが、
せっかくこのサイトに来ていただいたので、
おおまかにだけでも紹介いたします( ‘ω’)و ̑
・保険適応(3割負担、喪失歯1本~)レジン義歯・・・ 5000円~
・保険適応外(金属部分がない、喪失歯1本~)ノンクラスプ義歯・・・ 100,000円~
・保険適応外(見えないところに金属を有効に使っている、喪失歯多数~全部)
金属床義歯・・・ 200,000円~
保険適応の義歯は、
どの歯科医院でも金額は同じです。
繰り返しになりますが、
保険適応外の自費の義歯に関しては色々な材料があり、
設計によっても異なるため、
費用は幅広いです。
お手入れ方法は?
歯と同様に、
お食事のたびに汚れてしまいます。
ブラシを使って水で洗い流し、
寝るときは外して専用の洗浄剤につけて消毒しましょう (`・ω・´)9
さいごに
なくなった歯の代わりとなる入れ歯は、
とても大事な体の一部です。
入れたら終わりではなく、
お口の中にフィットするよう調整をしたり、
時々歯科医院で状態をチェックしてもらうと、
長く快適に使うことができますよ(^^)
最後までお読みいただき本当にありがとうございました(^^)
何でもコメントください!
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皆さんに歯医者でしか聞けなかった貴重な情報を
伝えられるよう日々精進しています(*^^*)