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【パパ・ママ必見】0歳で大切な知っておくべきこと!そこが知りたかった!

【パパ・ママ必見】0歳で大切な知っておくべきこと!そこが知りたかった!

はじめに

希望

歯科衛生士をしていて、最近つくづく思うんです。

子供のときの生活習慣が、
大人になっても、すごく関係が深いんだなって。

歯科衛生士であっても、
自分の子供を育てているときには知らなかったことが結構あって、
後悔していることがたくさんあるのです。
それは……

年齢に応じて大切なことがある!

年齢・年代別にお口や体の機能、また知能や心の状態は違います。

一度しかその年齢はないので、その時その時で大事にしたいことを紹介しますね。

その子の親や周りの大人が、知っているかいないかで、
後の成長に大きく影響します(^_^;

さあ、0歳から12歳までお話ししていきますよp(^^)q

お役に立てたら嬉しいです。

 生まれたての赤ちゃん!

赤ちゃんの足

生まれたての赤ちゃん!

本当に小さくて、でも生命力にあふれていて、
いとおしいですよね。

これから成長を見守っていく責任感と同時に、
健康に育てられるか、不安になることもあります。

年齢別の記事では、
わたしの3人の子どもを育ててきた経験と、
歯科衛生士として20年以上働き、
今でも毎日たくさんの子供たちと
接している経験を生かしながら、
赤ちゃんのお口に関する子育て法をお教えします。

この時期の育て方で、
将来、むし歯や歯並びなどの口の状態を決めると言っても
過言ではないので、
ぜひ参考にしてみてくだいさい!

生まれてから4カ月ころ・・・

赤ちゃんの手

生後4か月ころまでの赤ちゃんは、
母乳かミルクだけで栄養を摂ります。
まだ歯は生えていませんが、
むし歯の菌がお口の中に入り込む機会は
実はもう、あります。

最近では少し知られるようになってきましたが、
お母さんや周りの人のむし歯菌が、
キスや同じ食器を使うことで、
唾液を通して赤ちゃんのお口に侵入しているのです。

愛情あふれるコミュニケーションが、
むし歯になるキッカケを作っている事実は残念ですが、
コミュニケーションを優先するという割り切った考え方もアリ、
と私は思います。

その代わり、むし歯にならないよう、
甘いものをダラダラ食べたり飲んだりしないで、
歯みがきをしっかりして、
歯を強くするフッ素を少量塗るなど、
ほかのことで気をつければいいのです。

むかしは
「フッ素は体に取り込むと悪い」と
言われていましたが、
適量であれば問題ないと日本の小児歯科学会で塗布をすすめていますし、
私も家族で毎日使っています。

詳しくはこちら

フッ素とは?フッ素入りの歯みがき粉を使ったほうがいいの?効果や害は?

赤ちゃんのときどきある異常は、
生まれた時から歯や歯のようなものが生えていることがあり、
生後2か月ころまでに出てくることもあります。

ひとつは先天性歯といって、俗に「魔歯」ともいい
1000人に1~2人くらいいますが、注意が必要です。

歯の質がもろいだけでなく、
根っこも未成熟なので長持ちせず抜けてしまったり、

いつの間にか飲み込んで誤嚥すると危ないので、
グラグラがひどいときは予め抜くこともあります。

また授乳のときにお母さんのおっぱいや、
赤ちゃん自身の舌を傷つけてしまい、
おっぱいの飲みが悪くなることもあるので尖ったところを丸めます。

あとから新しい乳歯が生える場合と生えない場合があり、
慎重な対応が必要とされています。

もうひとつは上皮真珠といって、
80パーセントの赤ちゃんに出現するものですが特に問題はなく、
気付かないうちになくなっていることも多いです。
私は3人ともあったかもしれないけれど気付きませんでした(;´・ω・))

詳しくはこちら↓をご覧ください。

【パパ・ママ必見】これだけは知っておいて!子どもの先天的な歯の異常13選!

生後5か月~6カ月ころ・・

赤ちゃんのおもちゃ

生後5か月ころから離乳食が始まります。
まずは湯冷ましの水や薄い麦茶から始まり、
お味噌汁の上澄みや果汁、
次にトロトロしたものを食べることができます。

この時、気をつけて欲しいことは、
スプーンで赤ちゃんの口の中に運ぶとき、
「赤ちゃんが自分で唇を閉じるまで待つこと」です。
決して流し込もうとしないで、
赤ちゃんがゴックンするまで待ってあげましょう。

なぜかと言うと、
赤ちゃんが口の周りの筋肉を使って一口の量を知り、
味を楽しみながら体内に入れる、
食べるという基本動作を学んでいるからです。

でもまだ赤ちゃんの栄養源は、母乳やミルクです。
消化・吸収の機能もだんだん発達しますので、
赤ちゃんの様子を見ながら、焦らずゆっくり離乳食を進めましょう。

生後7カ月~8カ月ころ・・・

ママと赤ちゃん

さて、ここからは生後7カ月以降について、お話ししたいと思います。

前半でお話ししたように、
まだまだ赤ちゃんの主な栄養源は、母乳やミルク。

「1歳過ぎたら卒乳」ということが目安ではありますが、
たとえ離乳があまり進んでいないようでも、全く気にすることはないです。
逆に急ぎすぎない方がいいのです。

お口の中の状態は、
生後6カ月くらいから下の前歯が2本、生え始めます。

舌が前後と上下に動くようになるので、
ごく軟らかいものを、
舌を上あごに押し付けてつぶして「モグモグ」食べられるようになります。

思い出しただけでかわいい・:*:・(*´∀`*♡)ウットリ・:*:・

………………失礼しました(笑)

この頃は
食べ物への興味が出てきて、
自分で食べようとしたり、
コップから飲み物を飲んだりし始めます。

生後9か月~11カ月ころ・・・

遊ぶ赤ちゃん

そして生後9~11カ月になると、
上下の前歯が4本ずつとなり、
奥の歯ぐきも膨らんで、
歯ぐきで押しつぶし「カミカミ」して食べられるようになります。

(これも・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・)

この頃から、
ついよく食べるからといって、
大人と変わらない硬さのものを与えてしまいがちですが、
まだ奥歯が揃っていないので噛む力が弱く、
消化機能も十分ではありません。

丸飲みすることを覚えてしまいますので、
発達に合わせた硬さのものを、食べさせてあげましょうね!

歯みがきをしよう

赤ちゃん歯磨き

そうそう、歯が生えてきたら歯みがきをしましょう。

赤ちゃん用の歯ブラシで優しく磨いてあげます。
歯みがき剤はつけないようにします。

また、落とした汚れがまた歯についてしまわないよう、
湿らせたガーゼで歯や歯の周りの軟らかいところもぬぐってあげます

特に上の前歯と上唇の間は、
母乳や汚れが残りやすく、とてもむし歯になりやすい場所ですので、
必ずぬぐってあげてくださいね!

1歳まではまだ夜中に母乳やミルクを飲むお子さんも多いことと思います。
歯みがきのタイミングが分からないというお母さんの声をよく聞きます。

夜、機嫌のいい時に歯みがきをして、
朝、また機嫌のいい時に歯みがきをしてあげるといいですよ。

歯医者へは、いつから行けばいいの?

お口にトラブルがなければ、迷いますよね(^_^)
行政で行われる1歳半検診でよいかといえば、少し不安です。
むし歯やほかのトラブルを、抱えてしまうことがあるからです。

それは、パパやママが正しい離乳食の与え方やお口のケアの方法を、
知らないことが多いからです。

このようにインターネットで検索したり、
赤ちゃんのケアに詳しい人に教えてもらう機会がないならば、
8ヶ月くらいで小児歯科を受診することをお勧めします。

赤ちゃんのいる生活って

空

それにしても赤ちゃんのいる生活って、
楽しいですが大変ですよね。

栄養を摂り、排せつし、体を清潔に保つ。
人が生きる上での基本的なことが、
赤ちゃん自身ではできないので助けが必要です、

分かってはいても、やっぱり大変。
私には苦い思い出があります。

自分が熱を出した時、
夜中の授乳は本当にキツくて、
母乳をあげてもグズつく息子を、
軽く放置(ほんの5分くらいですが・・・)した情景を
今でもはっきりと思い出します。

ごめんよ、息子。今では立派な大学生です(^_^;

赤ちゃんと呼べるのはこの1年余り。
泣いたり笑ったり楽しみながら、
成長を見守りましょう!!

私に対する質問もどんどんお寄せください!

どんな小さなことでも大歓迎です!

【パパ・ママ必見】1歳で大切な知っておくべきこと!そこが知りたかった!

最後までお読みいただきありがとうございました。

お口の中がきれいだと、心も心地いいですよね!
「お口の悩みを解決する」

歯科衛生士なつこです。

質問やこのブログに関しての改善点や気になったことや疑問など、
どんなことでもコメントをいただければ、
できる限り答えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。