【パパ・ママ必見】3歳で大切な知っておくべきこと!そこが知りたかった!
三つ子の魂、百まで!(格言:三歳までの心は一生もの)
3歳ともなると、
いろいろな知恵がついて周りの人と
上手くコミュニケーションが取れるようになります(^^)
この時期に定着した良い生活習慣は、
一生の宝となりますので
たくさん言いたいことがあります。
三人の子を育て、
小児歯科で働いているからこそ
伝えたいことが山ほどあります。
濃く、新しい情報をお伝えしますので
好きなところから読んでいただいて
できれば、読み切っていただきたいです (`・ω・´)9
相当な知識の量が身に付きますよ(^^)
①まずは食習慣!楽しく食べ方を教えましょう
あくまでも「楽しく」が前提です。
どんなに食べ方が上手になっても、
楽しくなければ食事そのものが
苦痛になってしまいますからね。
一口量を、お口に入れる
スプーンですくうような食べ物は、
一口分が乗っているスプーンを、
上下両方の唇でスプーンを挟ませてから、スプーンをひいてください(>_<)
×歯や上唇に食べものを引っかけて、スプーンをひいてはいけません(>_<)
急いでいると、やっちゃいがちなんですよね、この食べさせ方(;o;)
上下、両方の唇と、舌の筋肉を使わせないと、
前歯がでてしまったり、口が開きっぱなしになったり
滑舌が悪くなったり
デメリットをあげるときりがありません(>_<)
お肉や野菜などの固形のものは、
一口分をお口の中に入れて、
余分を前歯で噛み切ります。
その時、
口からはみ出している部分を
フォークやお箸で引っ張らず、
歯で噛み切ります。
お口を閉じて、奥歯でよく噛む
一口分がお口に入ったら、
お口をしっかり閉じて
両方の奥歯でよく噛んで食べます。
歯の異常がなければ
全部で20本ありますので、
多少硬いものも噛むことができます。
噛むことを嫌がったり、
お水で流し込もうとする場合は、
一口量を減らしたり少し軟らかいものにして、
「噛むこと」を練習しましょう。
食事の時に必ず飲み物があると、
食べ物をよく噛まずに流し込んでしまったり、
噛むことで促される唾液の分泌を妨げます。
また、
子どもは水分で満腹感を感じ、
食事が思うように進まないこともあります。
「よく噛んで飲み込んだ後、
喉が渇いていたら飲み物を飲む」
という程度にしましょうね(^o^)
お口を開いて食べると、
ベチャベチャ音がするだけでなく
噛む力が逃げてしまいます。
また
舌や唇、その周りの筋肉が十分発達せずに、
後の歯並びや滑舌(発音など)にも
悪影響を及ぼす恐れがありますので、
そっと、そして繰り返し注意をしましょう。
テレビは消す
食べるときは食べることに
専念できるようにします。
大人はともかく子どもは、
ご存知の通り
2つのことを同時にすることは難しいですからね(>_<)
②子どもにとって大切な、おやつ!
おやつは副食ともいうくらい、
小さな子どもにとっては大切な栄養摂取の機会です。
それはもちろん、
成長期で多くのエネルギーを必要としているだけでなく、
生命を維持するための
基本的なエネルギーの
消費(基礎代謝)が活発だからです。
小さな子供を見ていると、
じっとしていることは少なく、
ひっきりなしに動いていることでも、
エネルギーを大量に消費していることがわかります。
どのような「おやつ」が良い?
つい与えてしまいがちなのが、
甘いクッキーやアメ、
グミやソフトキャンディです。
しかしこれらには大量の砂糖が使われており、
エネルギー源にはなりますが急激に血糖値が上がり、
そして後に下がるので、疲れやすくなります。
できるだけゆっくりと血糖値が上がるような食品、
例えば
煎餅や小魚、硬いもち、
おにぎり、ふかしイモのような、
噛んで少しずつ食べるようなものが望ましいのです。
ちなみにスナック菓子には、
多くの添加物が含まれており
アレルギー体質の要因ともなると聞きます。
ときどき特別な時に食べる程度にし、
できるだけ材料そのものだけでできているおやつを選ぶことをお勧めします。
③炭酸飲料は歯を溶かす
「お父さんがおいしそうに飲んでいる
ビールを子どもが欲しがるから」という理由で、
2歳から炭酸飲料を飲んでいる、
という3歳半の子どもがいました。
すでに歯はむし歯だらけ。
炭酸飲料だけが原因ではありませんが、
かなり悪影響を受けていることは間違いありません。
500mlの甘い炭酸飲料や清涼飲料水の中には、
どれくらい砂糖が入っていると思いますか?
(↑コーラ一本に入っている角砂糖の量)
約58gで、
3g入りのスティックシュガー19本分です!
恐ろしい・・・
口の中に砂糖をサラサラと19本、
水で流し込めますか?
砂糖はむし歯菌のエサになり、
放出された酸で歯が溶かされますが、
炭酸水の炭酸も歯を溶かします。
3歳は、
お友達との交流も始まる年頃のため、
おうちで気を付けていても
いつの間にか甘いおやつや炭酸飲料の味を
知ってしまうことが多くあります。
でも、
大切なコミュニケーションやお楽しみの、
全部を避ける必要はないと思います。
「特別な時だけ」というルールを作って、
ときどき楽しむのは良いでしょう(^o^)
おうちの冷蔵庫には
常に甘い飲み物があるということは、
避けたいですねp(^^)q
ちなみに、
オレンジジュースやリンゴジュース、
イオン飲料、乳酸飲料も、
果物や砂糖の糖分がたくさん入っています!
必要なときに大人の管理のもと適宜とり、
ダラダラ飲みはさせないようにして、
飲んだら必ずお水でブクブクうがいをし、
お口の中を中和しましょう!
④歯みがきは楽しく!夜は丁寧に
保育園や幼稚園に
行き始める子どもが多いかと思います。
朝の忙しい時間は、
歯みがきが思うようにいかないこともあるでしょう。
昼も外出しているため難しいですよね(>_<)
その代わり、
夜はしっかり磨きましょう。
寝ている間は口の中の細菌が
30倍に増えると言われています。
それは唾液の分泌量が減り、
細菌の活動が活発になるからです。
自分で磨くことで歯みがきの習慣をつけ、
仕上げ磨きを保護者が行うことで、
お口の中の管理が行き渡ります。
奥歯が生えそろっているため
歯と歯の間のむし歯になりやすく、
デンタルフロスや糸ようじ、
フッ素の歯みがき剤やジェルを積極的に使いましょう。
優しく楽しい歯みがきタイムにしてくださいね!
仕上げみがきについては、こちら↓の記事参照ください!
⑤3歳児検診は必ず受けましょう!
全国の市町村から
三歳のお誕生月に検診(無料)を
受けるよう促す
手紙が届くと思います。
市町村で行われる集団検診は、
多くの子どもたちと一緒に受けるものです。
その機会に行ければよいのですが、
小さな子どもは体調の悪くなることもしばしばです。
そんな時もし機会を逃したら歯科医院で受診しましょう。
3歳のお誕生日前後でなくても、
母子手帳を持参すれば記入してもらえます。
この機会を逃すと、
なかなか歯医者や歯科衛生士に
お口の中を診てもらうことをせず、
「むし歯を見つけてから歯科医院へ」
ともなりかねません。
無料ですし、
めんどうかもしれませんが、
是非行ってください!(>_<)
トラブルがあるかもしれないか検診で早期発見!
なぜ行くべきかというと、
指しゃぶり、
おしゃぶり、
爪噛み、
口呼吸、
唇カミなどの悪習慣のほか、
未卒乳などで、
お口の周りに思いがけずトラブルが潜んでいることもあります。
ぜひ歯科医師に診てもらいましょう。
できれば小児歯科専門医(子ども専門の歯医者さん)に、
一度は見てもらうことをお勧めします。
⑥顎の成長を抑えられる
(次男作:顎キャップ。クオリティー三歳以下笑笑)
遺伝的な原因によって歯並びに関わることは、
この時期から始める必要がありますので
検診で問題点が見つかるかもしれません。
たとえば、
顎が出てしまっている子(または出てきそうな子)は
3歳から最大14歳までに治療が必要な場合があります。
絵のように顎の成長を抑える帽子があるので、
寝るときに装着する必要があります。
ある患者さんのお母さんが
息子に毎日装着させた結果
半年で目に見えた効果が現れました(^^)
「ほっぺにゴムが食い込んで
プクっとなってかわいいんですよ(^^)」
と言っていましたよ笑
費用は
診療代(月1(3000円)×6ヶ月=18000円)+
顎キャップ(約6万円)=
合計約78000円です。
(あくまで半年のおおまかな例です。)
整形するならもっとしますし、
なにより顎が出すぎてない方が
美男美女になります。
大人になって整形するより
全然いいと思います(^^)
歯並びはこの時期から早期治療した方がいい
歯並びにも気を付けたい時期でもあります。
後で矯正しようとなると、
100万円くらいかかってきますからね(>_<)
どうすればよいかというと、
乳歯の抜けるタイミングと、
永久歯の出るタイミングが、
顎の成長とうまく合っていると、
きれいな歯並びになりやすいので、
乳歯が抜けるタイミングで
小児歯科(子ども専門の歯医者)で
診てもらうことをおすすめします。
専門家が見極めてもらうことが、ベストです。
普通の歯医者はおすすめしません。
(ちなみにわたし小児歯科で
働き始めてこれらの知識を得ました。
それくらい普通の歯医者さんは
子どもの歯について知らなかったりするのです。)
小児歯科の見つけ方は
「小児歯科 地元の名前」
で検索してみてください。
少し遠くなってしまうかもしれませんが
背に腹は代えられません。
なぜなら、
普通の歯医者は
コンビニの約1.5倍ありますが
小児歯科は普通の歯医者の約200分の1ですΣ(・□・;)
なので、遠くなってしまうかもしれないのです。
それでも子ども専門なので
知識と経験の量が全然違います。
泣く子をあやすのも上手いでしょうし、
最善を尽くしてくれるはずです。
まとめ
ついつい長くなりましたが3歳は、
良いことも悪いことも
面白いように吸収しますので、
ここで良い習慣を身に着けてしまいしょう。
また、
「むし歯になりやすいけれど、治療するには難しい」年頃です。
ぜひ予防して乗り切りましょうね!
わたしがお役に立てれば嬉しいです(^^)
最後までお読みいただき本当にありがとうございました(^^)
何かあればぜひコメントください!
少し下の関連記事も参考にどうぞ(^^)
皆さんに小児歯科でしか聞けなかった貴重な情報を
伝えられるよう日々精進しています(*^^*)