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【パパ・ママ必見】5歳で大切な知っておくべきこと!歯・癖・先天的異常 そこが知りたかった!

【パパ・ママ必見】5歳で大切な知っておくべきこと!歯・癖・先天的異常 そこが知りたかった!

5歳(^^)

虹

こんにちは
歯科衛生士なつこです。

5歳の子供といえば、
来年は小学生ということもあり、
行動範囲がますます広がって
いろんな物を食べたり飲んだりする
機会が増えていることでしょう(^^)

そんな5歳の子供にとって、
歯科衛生士の目線から、
大切なことをいくつか挙げようと思います(^^)/

5歳のお口の中は、
むし歯だけではなく歯並びや悪い癖、遺伝的(先天的)なことなど、
見逃してはならない大切なこと

たくさんあるって知っていました?!

ぜひ子育て中のパパやママに知ってもらいたい、
5歳のお口について、ご紹介しますp(^^)q

①永久歯が生え始めることがあります

歯のイラスト

早い子は、下の真ん中の前歯が生え変わります。

そして20本の乳歯のいちばん奥の4スミから、
「6歳臼歯 」と呼ばれる 永久歯が生えます。

乳歯が癒合歯 ・癒着歯 の(参照:子どもの歯の異常まとめ↓
あとの永久歯など、
顎の中にまだ埋まっている
永久歯の数をまだ調べていないならば、
顎全体の レントゲン写真を撮って
あらかじめ歯の数や形を確認すると良いでしょう。

先天的に歯の数が少ない
または、逆に多いなどの異常を
早期に発見すると
今後の治療計画が立てられます(^^)

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②奥歯にむし歯ができやすいです

むし歯くん

6歳臼歯(第一大臼歯(きゅうし))は、
手前の乳歯の後ろ側に沿って生えようとしますので、
手前の歯が少し押されてこれまで以上に
歯と歯がくっつくので、

乳歯の間から、むし歯になりやすいです。

それに歯が生える途中は歯ぐきがまだ被さっていたり
溝が深くて汚れがたまりやすかったり
奥で見えにくかったり
背が低かったり
と、悪条件が重なっているだけでなく生えたての永久歯は歯の表面がやわらかいので、

6歳臼歯はとってもむし歯になりやすいんです(>_<)

③小学校入学前に 歯科検診を受けておきましょう

一年生

奥の乳歯の溝は深く、
とてもむし歯になりやすいので、
歯医者で
「シーラント」という予防のための
プラスチック状の詰め物をしておくと良いです。
(保険適用)

むし歯予防に効果テキメン!みぞ埋めのシーラント!あと注意事項は?

6歳臼歯も溝が歯ぐきから出てきたら、
早いうちにシーラントでむし歯予防をしましょう(^^)

まだまだ言いたいことはありますが、
とりあえず私が言いたいことは
「小児歯科(子ども専門の歯医者さん)に行ってください」
ということです。

④子どもは小児専門医へ(子ども専門の歯医者さん)

小児歯科

小児歯科専門医(子ども専門の歯医者さん)に
診てもらうことをおすすめします。
専門家に見極めてもらうことが、ベストです。
普通の歯医者はおすすめしません。

「小児歯科」と看板を出すことは違法ではないので、
小児専門でない歯医者さんも、子どものお口を治療することはできます。
でも子どもの成長に合わせた深い知識や技術が、十分でないこともあります。

それくらい普通の歯医者さんは
子どもの歯について知らなかったりするのです。

小児歯科専門医の見つけ方は
「小児歯科 専門医 地元の名前」
で検索してみてください。
少し遠くなってしまうかもしれませんが
背に腹は代えられません。

なぜなら、
普通の歯医者は
コンビニの約1.5倍ありますが
小児歯科専門医のいる歯医者は普通の歯医者の約200分の1ですΣ(・□・;)
なので、遠くなってしまうかもしれないのです。

それでも子ども専門なので
知識と経験の量が全然違います。
泣く子をあやすのも上手いでしょうし、
最善を尽くしてくれるはずです。

⑤ 悪い癖は直しましょう

頬杖をつく子ども
やはり悪い癖は、
これから生えてくる
永久歯(大人の歯)に悪影響を及ぼします。

爪噛みや
下唇を噛む、

お口をポカンと開けている、
舌先を出す、
食事の時クチャクチャ音を立てる、
頬杖をつく、
うつぶせに寝るなど 、
5歳になってもまだ治らない癖があるならば 注意が必要です。

これが結構おおい!
直すのは今のうちです。歯並びにとても影響してしまいます。

歯並びや歯の交換
とても関係が深いので
周りの方が少し気をつけて
子どもの様子を見ましょう(^^)/

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⑥上唇小帯と 舌小帯 の 異常に対処する

舌を出す子

「上唇小帯」とは、
上唇の裏側の歯ぐきと繋がった細い筋です。
この筋が上の前歯に
近いところまであると前歯の
間が空きやすくなってしまいます。
こちらを参照

また「舌小帯」とは、
舌の裏側の 筋で
この筋も 前の方についていると
舌は上に上がらず
発音や歯並び、
いびきなどに影響します。

小学校入学までに
筋の状態が改善しなければ、
簡単な治療によって筋を少し切ることをお勧めします。

反対咬合(受け口)への対処

「乳歯の歯並びで反対咬合だからって、
永久歯の歯並びも反対になるとは限らないから、
様子を見ます。」

なんて悠長なことを言っていたら遅すぎてしまいます(;o;)

とくに癖だけでなく遺伝的要素も大きい子は、
早めに対処をすることで、改善しやすくなります。

小まめに見守っていく必要はありますが、
顎の成長とともに顕著になって治しにくくなるので、
子どものためには早め早めの対処が重要ですよ!

⑥定期検診に3~4ヶ月に一回行こう

海!

永久歯(大人の歯)の生え変わりなど、
お口の中がこれからどんどん変化していきます。

お家の方がその変化に気づけば良いのですが、
見落としてしまうことも少なくありません(>_<)

変化の目まぐるしいこの時期からは 、
これまで以上に定期検診を
こまめに受けて(3~4ヶ月に一回が目安)、
変化に対応していきましょう。

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最後までお読みいただき本当にありがとうございました(^^)
何かあればぜひコメントください!

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皆さんに歯医者でしか聞けなかった貴重な情報を
伝えられるよう日々精進しています(*^^*)